2021-02-13 遊戯観音(『望月佛教大辞典』より) 遊戯観音 遊戯観音三十三観音の一。遊戯自在なるが故に此の称あり。法華経第七観世音菩薩普門品に「或は悪人に逐はれて金剛山より堕落するに、彼の観音の力を念ずれば一毛をも損する能はず」と云ふに配せらる。高所より落つるも損傷なきを、菩薩の遊戯自在に比況せるなり、其の像は右手を以て体を支へ、飛雲上に坐せり。仏像図彙第2等に出づ。